良寛の歩いた道/五合庵(新潟県燕市)
写真の素人が、今日から写真ブログを始めます。
よろしくお願いします。
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■2008年11月2日/8:00〜10:30/晴れ/新潟県燕市国上(くにがみ)
良寛(1758年〜1831年)は新潟県三島郡出雲崎町に生まれた。
18歳、出家し同町の光照寺へ。
22歳、岡山県倉敷市の円通寺に修行に出る。
39歳、生まれ故郷に帰ってきた。
40歳から59歳まではここ五合庵に居住。
その後、直ぐ近くの乙子(おとこ)神社草庵に移り69歳まで暮らしたそうだ。
五合庵と乙子神社草庵の30年間程が良寛芸術の円熟期。
五合庵は良寛を研究する人にとっては聖地のような場所だ。
五合庵は建築的にどうこう言う必要のない建築のように思えた。
いい意味で普通の建築である。
清貧を信条とする良寛が普通に暮らしていた住まいである。
ただ、良寛を生んだ一要因は越後の気候風土にあると写真を撮りながら強く感じた。
近所のおじさんらしき人が、落葉の後片付けをしておられたので聞いた。
私:「なかに入って写真を撮ってもいいですか」
おじさん「見ての通り、なんも撮られるもんはないからいいよ」
私:「落葉掃除、大変ですね」
おじさん:「たくほどは かぜがもてくる おちばかな」だよ
私:「はあ?・・・」
おじさん:「なーんだ、しらないで写真撮ってたのかね。はははは。ほら、そこ」
って指差した先に、良寛の句碑があった。
落葉掃除、お疲れさまです。
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