越後のまち並み/郷本集落-1(新潟県長岡市寺泊)
■2008年12月7日11:00頃/雨、みぞれ/新潟県長岡市寺泊郷本
日本海に沿って走る国道402号を寺泊港から南下してしばらくすると郷本の集落はある。
素敵な車庫があったので車と止める。
道路の右側はすぐ海。
瓦屋根に雨板の外壁、塩害に一番強い民家のありかただと思う。
手前に板を立てた風除け。
厳しい気候から住まいを守る景観だ。
風除けの後ろには住まいがある。
住まいを車庫の後ろに配し、さらに板の風除けを立て、風雪から家を守る。
実に合理的である。
手前の石碑から奥に入って行くと、良寛がかつて住んだ空庵の跡地がある玄徳寺通じる。
風雪でシルバーグレー色になった車庫の木製扉。
いい味を出している。
スチールのシャッターではすぐにボロボロになる。
こちらも合理的、かつ美しい。
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コメント
imai様 こんばんは^^
古民家いいですね^^
>丁重に製作された扉であった。
アップでみるといいですね^^
職人の良さが出ている1枚ですね。
投稿: 夢をかなえる営業マン | 2008年12月13日 (土) 21時51分
夢をかなえる営業マンさん、おはようございます。
古民家、好きなんです。
民家を自分的に定義すれば、「地元にある普通に手に入る材料を使って、地元の技術を使って、地元の職人が建てた家」であると思っています。
世界遺産の白川郷や五箇山の合掌の集落も、飛騨の高山や京都の民家もみんなそうですよね。
そんな家やまち並みを見に観光客がわんさかと押し掛けます。
何故観光客が押し掛けるかと考えると、そこにその土地独自の歴史や文化を感じるからだと思います。
そんな家をつくりたいものですね。
投稿: imai | 2008年12月14日 (日) 07時23分