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2009年1月10日 (土)

越後の寺/社会に開かれた寺・角田山妙光寺(新潟市) -1

2年前に初詣に行った時の写真です。
今日と明日の2回に分けてアップします。

■2007年1月3日13:00〜15:00/新潟県新潟市西蒲区(旧巻町)角田浜/角田山妙光寺
角田山妙光寺客殿(設計:茶谷正洋、新建築1982年3月号)
角田山妙光寺本堂・祖師堂(設計:中澤敏彰、新建築2003年4月号)

このお寺、木造で屋根が反って宮大工が精魂込めて造って坪何百万円、とかいうような伝統的様式を継承している建築ではない。
客殿は鉄骨造、本堂の骨組みは集成材と、伝統的様式の寺社建築と比べてこのお寺の建築にはお金がかかっていないことは見ればわかる。
何故そうしたか?ご住職曰く、「限られたお金で建設し維持しなければならないので、ハリボテのまやかしものではなく現代の本物を求めた」とのことだ。
「現代」という言葉がミソだ。
時代の価値観は変わるのだ。
このお寺、毎日夕方5時まではいつでもオープンしている。
「開かれた現代の寺」を目指しているようだ。
「大事なのは心です」とおっしゃった住職の言葉が印象的であった。
客殿は鞘堂形式で、保存した木造の旧客殿を鉄骨造の建築がすっぽりと覆っている。旧木造建築と柱のH鋼の対比がグッド。お金をかけない潔い建築、という印象を受けた。
本堂は入口の扉を全開すると回廊をもつ屋外の院庭(中庭)と繋がる。
院庭には木製デッキが敷かれており、テントを張って催しやコンサートをしているのだそうだ。


右の寄棟屋根の建築が客殿、左の切妻屋根の建築が本堂。
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正面が中門。中門をくぐると院庭(中庭)があり、その向こうに院庭に全開された本堂が見えている。
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回廊と建物で囲まれた院庭。左が本堂、奥が客殿。
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本堂。入口扉は全開し、院庭と視覚的・空間的に一体化している。
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正面に客殿、左が本堂、右に中門。
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左奥に本堂。手前の位牌堂と祖師堂で客殿と繋がっている。
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回廊の一段高い屋根のところが中門。
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コメント

imai様 こんばんは^^

>「限られたお金で建設し維持しなければならないの>、ハリボテのまやかしものではなく現代の本物を求め>た」とのことだ。
写真がよいせいかとっても格式高き寺院に見受けられます。

>本堂は入口の扉を全開すると回廊をもつ
>屋外の院庭(中庭)と繋がる。>
>院庭には木製デッキが敷かれており、
>テントを張って催しやコンサートをしているのだそう>だ。
オープンな寺院なんですね^^
機会があればいってみたくなりました^^

投稿: 夢をかなえる営業マン | 2009年1月10日 (土) 22時47分

夢をかなえる営業マンさん、おはようございます。

>格式高き寺院に見受けられます
お金をかければいい建築ができるかというと、けっしてそうではないですよね。
設計がいいからですね。
そして、そのような建築をつくろうと決断したご住職がすばらしいと思うのです。

>機会があればいってみたくなりました
行って得るものはたくさんある、と保証します。
建築の質の高さは一級品です。

投稿: imai | 2009年1月11日 (日) 09時47分

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