越後のまち並み/筒石集落(新潟県糸魚川市)-1
■撮影:2009年5月21日12:45〜14:45/晴れ/新潟県糸魚川市筒石
調査の下見に筒石集落を視察。
筒石集落は、新潟県の日本海に面する漁村である。
背後はすぐ山、幅員3.5m程度の狭い通りの両側に民家が軒を接して密集している。
敷地が狭いので、民家のほとんどが3階建以上と珍しい集落だ。
暮らしが通りに溢れ出て、強いコミュニティーを感じる。
狭い通りで住民の方とすれ違い、「こんにちは!写真を撮らせてもらってます」と挨拶すると、皆さん話に気さくに応じてくれる。
住民同士の仲も大変良いとのこと。
住まいの空間構成が家族相互の人間関係に影響するように、町のありようは住民同士の人間関係に影響を与える。
ここ筒石では、町の構成が良好なコミュニティーの形成に役立っていると感じた。
みなさん、気さくで親切。
筒石のみなさま、ありがとうございました。
今まで見た集落で一番ワクワクしながら見た集落だ!!
ほとんどの家は、通りに面して外流しが付いている。
海で獲れた魚は、この外流しでさばくのだそうだ。
たくさんの家の軒裏には燕の巣が。
「燕の巣をはたき落す人なんてここではいないよ」と住民の方がおっしゃった。
通りには燕が乱舞していた。
燕にも居心地のよい集落なのだろう(と仲間の1人が言った)。
みなさん、いろいろ工夫して暮らしておられるのですね。
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