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2009年7月12日 (日)

越後のまち並み/元町・本町界隈(新潟県小千谷市)-1

昨年の撮影です。

■撮影:2008年7月12日9:10〜12:00/新潟県小千谷市元町・本町界隈

小千谷市は長岡市の隣だが、ほとんど何も知らない。
「建築と都市を考える会」の仲間とまち歩きをした。
歴史的な建築があり、坂が多く、街中に水が流れていて、シークエンスの変化に富み魅力的な町だ。
しかし、ほとんどの地方都市がそうであるように、そのすぐれた景観が点々としていて、線や面として繋がっていないところが少々問題とも感じた。
また、古いまちを見て感じることは、古い建築や古いまち並みはそれ自体に価値があるのだと。
なぜなら、そこに人々の暮らしや歴史を感じるからだ。

○旦那様の家-1
いわゆる旦那様の家と言えばいいのだろうか。
敷地はとんでもなく広い。
昔の旦那様は家に金を掛けたと聞いた。
ある意味、それがその地域の文化とまちの財産をつくってきたのだと思う。
最近の金持ちは、住まいにあまり金を掛けないようだ。
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○旦那様の家-2
シンメトリー、白黒の対比、格子、雁木のような半屋外空間。
美しい。
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○老舗割烹「東忠」-1
まちを見下ろしながら、曲がりくねった坂を下るとある。
まちにレベル差があると、シークエンスの変化に富み楽しい。
木造3階建。
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○老舗割烹「東忠」-2
坂を下りきったところから見る。
歴史的建物+黒板弊+緑。
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○老舗割烹「東忠」-3
客室から庭を見る。
ここで食事したい。
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○老舗割烹「東忠」-4
玄関を入ったところにある寄り付きから庭を見る。
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ちなみに東忠の歴史は大変古い。
戊辰戦争時に、長岡藩の河井継之助が岩村精一郎と小千谷市内の慈眼寺での談判決裂後に昼食をとったところだそうだ。
河井の談判相手が山縣狂介(後の有朋)か黒田了介(後の清隆)であったなら、長岡藩の情勢は変わっていたかもしれないともいわれている。

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