越後の民家/小白倉集落・冬(新潟県十日町市)
一年間、拙い写真と文章にお付き合い頂きありがとうございました。。
みなさま、良いお年をお迎えください。
■撮影:2009年12月20日16:10/曇り/新潟県十日町市小白倉
この季節、越後特有の低い雲間から、微かだけれど夕焼けがのぞいた。
こんな微妙な風景が好きだ。
今日という日が暮れてゆく。
今年もまもなく暮れてゆく。
春の小白倉はこちら
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一年間、拙い写真と文章にお付き合い頂きありがとうございました。。
みなさま、良いお年をお迎えください。
■撮影:2009年12月20日16:10/曇り/新潟県十日町市小白倉
この季節、越後特有の低い雲間から、微かだけれど夕焼けがのぞいた。
こんな微妙な風景が好きだ。
今日という日が暮れてゆく。
今年もまもなく暮れてゆく。
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■撮影:2009年11月29日10:30頃/曇り/新潟県長岡市寺泊・聖徳寺
ワオー! ♪ジャジャーン、ジャジャ
これを見た時、なぜかジャッキー・チェンを思い出してしまった(笑)。
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■撮影:2009年12月20日11:30〜14:30/晴れのち曇り/新潟県小千谷市真人町若栃
カッコイイ!黄色いパンツにサングラス。
腕まくり、雪堀りは体がポカポカとなるんですよね。
雪掘り後のビール、格別なんですよね。
このお宅は新しいようだが、外観は伝統的デザインを継承し地域と共に生きる。
雪から外壁を保護する下見板は軒桁近くまで張り上げられ、妻壁は小屋組を現した真壁。
下見板を妻壁の棟まで張り上げると、感じは少々重くなる。
歴史ある集落の民家は、ほとんど同じ材料を使って同じような外観で建っているが、でもちょっとづつ違う。
それが、統一感はありながらもそれぞれの家の個性も出た美しい景観をつくっている。
最近の一般的な住宅街の景観と決定的に違うところだ。
「民家とは?」と問われれば、「地元で最も手に入りやすい材料を使って、その時代に合った地元の技術を使い、地元の大工がつくる気候風土にあった家」と答える。
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■撮影:2009年12月20日11:30〜14:30/晴れのち曇り/新潟県小千谷市真人町若栃
若栃集落は小千谷市の中山間地にある豪雪地帯。
世帯数は40程。
いつものように名札を首からぶら下げて、住民に会ったら「こんにちは。写真を撮らせてもらっています」って挨拶しながら集落内を歩く。
集落は除雪作業の真っ最中。
屋根の上で雪堀り(雪下ろし)しているオジサンに向って「写真を撮らせてもらっていいですか」「写真?いいけどもう雪堀り終わったよ」、「この家、築何年くらいですか?」「150年位かな〜」、「中門造りですね」「ああ、昔牛がいたんだ」。
こんな会話を屋根の上と下で何人もの人と交わしたら首がいたくなった(笑)。
この集落、「わかとち未来会議」という会をつくっているそうで、ムラおこしに一生懸命らしい。
頑張ってもらいたい!
右の鉄板屋根で雪の無いところは茅葺きの母屋で、雪堀しているところは後で増築した部分。
増改築しながら何代にもわたって住み続けてゆく。
住まいは、かくありたいものだ。
2階の窓が外壁から出っ張っている造りは、この集落で多くみられる民家の型。
この部分は、縁側のようになっているそうで、屋内と屋外を繋ぐバッファゾーンとして、また巾の狭い廊下のような機能ももっていると推察される。
棟抑えのビヨーンと出た先端の意匠も印象的。
もう少しこの集落に通って、住民の人と親しくなったら家の人に屋内を見せてもらえるようお願いしてみよう。
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■撮影:2009年12月13日/曇り/新潟県長岡市寺泊・円福寺
昨日と同じ円福寺
冬の厳しい季節風を防ぐために設けられた山門の落し板。
その落し板の開口から眼下に寺泊の家並みと日本海を望む。
(白飛びしちゃって階調がいまいち・・・)
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■2009年12月13日15:00頃/曇り/新潟県長岡市寺泊・円福寺
北鎌倉の明月院はアジサイ寺とも呼ばれるが、この円福寺はツバキ寺と命名してもいい程に墓地に椿の大木が多く茂っている。
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■撮影:2009年12月13日/曇り/新潟県長岡市寺泊
♪夜のまち札幌〜♪(笑)のような雰囲気もいいが、夕暮れになるとぽつぽつと家の明りが灯る人間味溢れるまちも好きだ。
日没直後で薄明時はダークブルーな世界、そして徐々にブラックへと変わってゆく。
最後の写真を撮っている時、隣の家の玄関のカーテンが中から締められ、中年の女性らしき人がチラット見えた。
いやーな予感がしたと思ったら、中から若い男性が出てきて自分の前をうさん臭そうに通り過ぎてゆく。
慌てて「夜景が素敵だったので写真を撮らせともらってます」って名刺を差し出したら(暗くて見えないんだけど)、「お気をつけてどうぞ」って。
ありがとうございます。
胸にはネームプレートもぶら下げているけれど、こちらも見えるはずもなし。
こんな暗い通りで写真を撮っていれば不審者と間違われて当然(笑)、申し訳ありません。
名刺とネームプレートはまち歩きの必需品だ。
こんどは、蛍光のネームプレートも用意するかな〜(笑)。
■以前の記事はこちら
越後のまち並み/寺泊(新潟県長岡市)-1
越後のまち並み/寺泊(新潟県長岡市)-2
越後のまち並み/寺泊(新潟県長岡市)-3
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■撮影:2009年12月6日14:30頃/曇り/新潟県小千谷市大崩(おおくずれ)
昨日と同じ大崩集落です。
大崩集落は冬期に積雪が2mを越える豪雪地帯。
民家はそんな気候に配慮して建てられている。
美しい縦長のファサードである。
窓配置と大きさ、小屋組を現した線材による表現、シンメトリーを崩している2階右上の換気ガラリ(?)。
下見板の質感と3尺ピッチの押縁。
押縁のピッチを1尺5寸にすると見た目は少し重くなる。
不思議な窓配置に眼がいって撮った民家。
この家の方に話を伺った。
正面に5層の窓がある。
1番下は1階の掃き出し窓で、その屋内は縁側。
2番目は、庇の上にある欄間で、積雪期に1階縁側の採光を確保。
3番目は、ちょっとわかりにくいが、板壁のように見えるところが、2階の腰にある換気用の無双窓。
4番目は、四角形の硝子が入った2階の雨戸。
そして最後の5番目、一番高いところに3階の引き違い窓。
昔は養蚕をしていたそうで、こんな造りになっているのだそうだ。
小屋裏利用なんかじゃない、正真正銘の3階建の民家だ。
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■撮影:2009年12月6日12:00頃/曇り/新潟県小千谷市戸屋
この前の日曜日の朝は雨。
紅葉が終わり真冬との端境期、おまけに雨の日とくれば風景写真の被写体を探すのに苦労する。
いやいや、こんな日こそ初冬の越後らしい風景があるはずだと、今まで一度も行ったことのない小千谷市の山間部を車で走る。
戸屋集落のある川井地区の南は十日町市、東は中越地震で有名になった(?)川口町の田麦山。
知らない土地の情報を仕入れるには地元の人と話をするのが一番、というわけで道路にいらっしゃった中年男性とちょっと話をさせてもらった。
戸屋は10世帯の小さな集落だが、子供は意外に多く元気にまち(ムラ?)おこしに励んでいるのだそうだ。
「毎年1月15日の小正月前後の日曜日に、10時から賽の神やるからいらっしゃい」って誘いを受けて嬉しい。
この集落、「戸屋ファンクラブ」なるブログももっている。
ムラおこし、頑張って〜!楽しんで〜!
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■撮影:2009年11月23日11:15頃/新潟県長岡市千手
千手は自分が暮らしている町の隣だから凖MY HOME TOWN。
小田和正のラブソングとはほど遠いけれど(笑)・・・この町が好きだ。
雁木は積雪期や雨の日に歩くのに重宝する装置であるとともに、それぞれのお宅の暮らしぶりなんかが見えご近所付き合いをも育む空間である。
かつてはまち中に連続して張り巡らされていた雁木、それも車社会となった現在は途切れ途切れである。
雪の日や雨の日にまち中を歩けば、雁木のあるところでは傘をすぼめ、雁木の無いとことでは傘をさす。
これがけっこう面倒で、雁木がずっと続いていればいいのにと実感するのである。
雁木があれば、お年寄りや子供にも優しい町になると思うのだけれど。
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■撮影:2009年11月29日9:40〜13:00/曇り時々薄日/新潟県長岡市寺泊
聖徳寺に美しい庭があると聞いたので訪ねてみた。
名刺を出してご挨拶して、裏門から庭に入らせて頂いたら、ほー、立派な庭だ。
でもちょっと時期が悪かったので、庭は気候が良くなる来春にでも改めて撮影することにした。
目に留まり興味が湧いたのは、客殿(たぶん)の軒下空間。
客殿の閉まっていた硝子戸から屋内を覗くと畳敷きの大広間があり、この大広間から硝子戸を全開して、軒下空間を介して見る庭はさぞかし気持ち良さそうだと想像した。
軒下空間は外部であるが、半内部でもあり、屋内と屋外を繋ぐ中間領域だ。
中間領域としてのこのような空間は民家の雁木や土縁と同類で、日本建築の特徴の一つだ。
雪消えと同時にいっせいに花が咲き樹木が芽吹く春、暑いとはいっても屋内に入って窓を全開すれば風がそよそよと流れてスイカを食べる夏、紅葉を愛でススキを飾って月を眺める秋、寒いとはいっても凍える程ではなく雪見酒と洒落込む冬。
そんな越後の気候や自然の変化が軒下空間のあるこの建築を生んだのである。
(あっ!話が堅くなり過ぎましたね・・・笑)
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■撮影:2009年11月29日15:00〜16:00/曇り/新潟県燕市渡部
11月15日に来た時、この菅原神社への参道は落葉したモミジが敷き詰められた道だった。
それから2週間経ったこの日、今度は一面イチョウの葉っぱの道だった。
良寛も、イチョウの葉っぱを踏みしめて歩いたことがあっただろうか。
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■撮影:2009年11月29日9:45/薄日/新潟県長岡市寺泊
雪国は冬を迎える準備もほぼ完了。
雪囲いは上手なものあり、そうでないものもありと、けっこう楽しめる。
住人の雪囲い技術もわかるけれど、性格もなんとなくわかったりする。
几帳面だとか、反対に・・・だとか。(笑)
ビニール紐で雪囲いする人がいるけれど、やっぱり縄がよろしいようで・・・。
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■撮影:2009年12月1日11:21/晴れ/新潟県長岡市・長岡工業高校
仕事帰りに車で通りかかったら、いい具合に逆光だったので、車から降りてワンカット。
毎年楽しませてもらっているドウダンツツジの紅葉。
昨年の画像はこちらです。
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