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2010年12月21日 (火)

越後の民家/諸橋家住宅(新潟県長岡市・登録文化財)

■撮影:2010年12月19日/新潟県長岡市来伝(旧栃尾市)

風景写真を撮りに行って、突如思いついて初訪問しました。
初対面にもかかわらずお茶をご馳走になり屋内も拝見しました。
諸橋様、奥様、本当にありがとうございました。
「いつでもまたお越し下さい」と有り難い言葉を頂戴したので、今度はきちんと準備をして調査をお願いしたいと思っています。

・登録文化財
・築130年程
・西側道路
・敷地東奥に西面して建つ
・木造2階建
・正面に玄関やウマヤが張り出す中門造
・ヒロマやザシキ、ネマなどからなる六間取
・オクザシキには床の間・違い棚・付書院
・座敷飾りや欄間など丁寧な造りで、上層農家建築の形態を伝える
・屋根はもと杉皮葺き(竹釘留め)石置き

(画像はクリックで拡大します)

集落の高台にあり、杉木立の道路からアプローチ
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門から入り、正面の植え込みを右手にクランクして玄関に向う
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正面は玄関とかつてのウマヤがあった中門。右手がヒロマ、ナカノマ、オクザシキのある接客空間。
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屋根は船枻(せがい)造りだが、母屋を受けている登り梁のような型式は初めて見た。(いや、前に白根市だかどっかの町屋で見たような・・・)
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■地域社会との関係を大事にする民家
この民家の場合、玄関、接客空間としてのヒロマ・ナカノマ・オクザシキは道路のある西側を向いている。
その理由は、現在新築する家の多くが「居室は日当りの良い南側に配置する」という価値観以前に、家と地域社会との関係をより重要視していたからだと考えられる。
住まいは個々の家の中だけで完結するわけではなく隣近所の人々や地域社会と関係をもってこそ成り立つのだから、「屋内の様子を道路側に伝えるような部屋配置をする」ということも大事なことだ。

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