まちのプラットホーム(新潟県長岡市与板)
昨年のNHK大河ドラマ「天地人」。
主人公は上杉景勝に仕えた上杉家の家老・直江兼続で、兼続は与板城の城主。
そんな歴史が受け継がれてきた城下町・与板に越後杉で造られた小さな2つのギャラリーが誕生しました。
設計は、私の仲間4人と一緒に活動している一級建築士事務所チーム・テラです。
かつて走っていた鉄道の線路敷が緑道になりました。
その緑道に沿って2つのギャラリーはあります。
通常は、まちの情報を伝える場・市民のための休憩の場・外来者との交流の場、として使われます。
この小さな公共建築が、たくさんの方から気持ちよく使って頂けるよう願ってやみません。
■まちのプラットホーム-1(柳之町)
竹内まりあが歌う「駅」、ハリウッド映画の「終着駅」、森村誠一の推理小説「終着駅」シリーズ。
出会いと別れ、通勤通学、旅立ちと帰省。
駅には人生のドラマがあります。
この場所には、かつて駅舎がありました。
この建築は、人が集い交流する駅舎をイメージしてデザインし、この土地の記憶を伝えます。
■まちのプラットホーム-2(兜巾堂)
兜巾堂(とっきんどう)周辺には、史跡が多くあります。
この建築は、城下町・与板の歴史を尊重し、武家屋敷門として発生した長屋門をイメージしてデザインし、まちの歴史を引き継ぎます。
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