聖域

■デジタルカメラマガジン　2024年4月号選考＜プリント部門＞入選

選者（小林紀晴 ）からのコメント

【講評】上品な用紙と写真の内容が良く合っています。A3の大きなプリントで、周囲のフチのバランスも適切。雪原と空が同じような明るさと色みで、わずかに境界線があり、その中央にポツンと木立が見えます。その上下がシンメトリーな点も面白いです。とても静かで音のない雰囲気がよく伝わる、落ち着いて見られる作品です。

■撮影：2016年2月7日／新潟県小千谷市

サラサラな極上の粉雪が降り続いていた田んぼ。
信心はほとんど無い自分だが、小さな杉林が佇む広大な雪景色と寒い大気に聖なる場を感じた。

水の集落 （新潟県小千谷市）

空の色をほんのりと映し出した田植えの終わった田んぼ。
蛇行して流れる信濃川。
水田とは、「水」の「田」。
水稲とは、「水」の「稲」。

■作品名：水の集落
■撮　影：2021年6月6日4:17／新潟県小千谷市

水の舞台 （新潟県長岡市）

棚田の雪はほとんど解けて水の舞台が現れました。
舞台上の桜の花は半分以上散って、季節は次のステージへ。

■作品名：水の舞台
■撮　影：2021年4月21日6:39／水の舞台